車やバイクで、タイヤを滑らせながら走るドリフト走行。
福岡県大野城市の交差点の真ん中で危険なドリフトをした疑いで、暴走族の元メンバーの男らが摘発されました。
赤信号の交差点に入っていくバイクと車。
エンジンをふかして交差点の真ん中で円を描きながら暴走。
これがドリフト走行です。
激しく白い煙を上げて旋回を繰り返した後、猛スピードで走り去ります。
【記者リポート】
「暴走グループは、車高を低く改造した車で“パパンプー戦隊”と名乗り、ドリフト行為を繰り返していたということです」
道路交通法違反などの疑いで摘発されたのは、大野城市に住む男など男女4人です。
このうち男3人は、今年4月、大野城市御笠川の交差点で危険なドリフト走行をするなどした疑いです。
また男らの知人の女は、ドリフトの動画を撮影し、暴走行為を手助けした疑いです。
調べに対し、摘発された男の1人は「自分たちの縄張りを誇示したかった」と供述しているということです。
男らは暴走族の元メンバーで、グループ名にもある「パパン」は、車高を低く改造した、いわゆる「シャコタン車」のことです。
今回、女がSNSにアップしたドリフト走行の動画を警察が見つけて捜査に着手しました。
グループは、福岡や佐賀などで同じ様な暴走行為を繰り返していたとみられています。
今回、事故やけが人はなかったものの、交差点でのドリフトは、別の車や歩行者との大きな事故につながりかねない危険な行為です。
一方、今年10月那珂川町の道路でバイク2台で信号無視や逆走などを繰り返したとして、16歳から18歳の少年4人も、8日までに摘発されました。
警察は今後も、交通の安全を脅かす暴走行為の摘発を積極的に進める方針です。
2017/12/08 12:00